今年の夏は、色々あったのですが、やっぱり、感謝の思いをこめて、書きたいなと思ったことを書こうと思います。
8月20日に、大学1年生のゼミでお世話になった船本弘毅先生が亡くなられました。
いつもニコニコされていて、お父さんのような先生でした。
亡くなられる一か月前まで、講演会もされていたようです。
生涯現役を貫かれたことに、感銘しております。
ゼミの教科書が、先生が翻訳されたアラン・ペイトン著「憎しみあるところに愛を」
当時、とがっていた私には、そんな高尚な心がけは、ムリだと思っていました。
今も、なかなかその境地には達することはできないけれど、周りの方々に感謝しながら、自分ができることや喜んでもらえることをしながら、生きていきたいなと思います。
先生の授業で一番覚えているのが、先生が留学された時、「I have a dream」の演説で有名なキング牧師の演説を、生で、リアルタイムで聴かれた話です。
「わー、すごい!!」と興奮して聴いていました。
そして、私も、語学力を磨いて、世界の歴史の動きに立ち会える感度を高めたい、当時は、そう思いました。
英語のほかにも、インドネシア語の勉強をはじめ、留学し、大学卒業後、インドネシア・ジャカルタに就職しました。
赴任して2か月後、ジャカルタ暴動が起き、32年間続いたスハルト体制が崩壊しました。そのときの辞任演説をテレビの生中継で見ました。そして、「mundur diri(辞任する)」という言葉をはっきり聞き取り、インドネシア人のスタッフが泣いているのを見たときに歴史の瞬間に立ち会えたのかなと、ささやかな興奮がありました。
その時、船本先生のことを思い出しました。
今も、紆余曲折はありましたが、細々と、語学の勉強を続けて、自分の好きな仕事を見つけて、生きていってます。
キリスト教学とは、関係ないことを覚えてて、すみません・・・。
そして、その時に船本先生のゼミで知り合った友達とは、20年以上の付き合いになりました。どんなときも、暖かく励ましあえる友人に恵まれたことにも感謝しています。
先生との出会いがきっかけで、将来の夢、自分の好きなこと、そして、生涯の友に巡り合えました。
先生、本当に、ありがとうございました。
そして…
先生に、友人と一緒に弔電をお送りし、しばらくしてから、
20年ぶりに母校の関西学院大学を、彼女たちと一緒に訪ねて、ランチしました!
まだ、夏休みなので、キャンパスは、ちょっとさびしい感じ。
10月から新学期。
学生は、いいなぁ~♪
今日は、ふるちゃんの問わず語りになってしまいました💦
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇